されど我が心は満たされることもなく:詩語篇
喘げども、君への声は届かない。
医療センターの屋根すれすれに輝く三日月がはるか上空へと
昇っていく。
なんと美しく、そしてなんと不思議な出来事であろうか。
そしてブルースはもう歌えない。例えフレディ・キングが
軽快なリフを奏でようとも、私には為す術がない。
ましてや、かつての米軍基地後には、何やら得体のしれない
大穴がゆっくりと開きだしたのはつい先日のこと。
それさえ今の私には全くといってよいほど無関心きわまりない。
一体どうしたら、人生は輝きに満ち溢れるの?
突然の渋滞に困ったかと思えば、取り締まりの警官にも
悪態をついているような善人をはたして誰が諌めることが
できるの?
人生は歩き回る影法師。
人生は動き回る果心居士。
人生は祈り続ける祈祷師。
人生は拝み続ける創価学会。
人生はアジり続けるビン・ラディン。
人生はとぼけまくるジョージ・ブッシュ。
Hey ジョージ!
歌ってよ!夕日の歌を。
歌ってよ!あの日の歌を。
歌ってよ!魂の叫びを。
歌ってよ...
血のように真っ赤な夕日に染まった油井の為に
一家の威信を懸けたあのカラオケを。
♪私は街の子、巷の子。
そして私は...越後獅子。